この練習は、スリークッション世界チャンピオンの小林プロに教わりました。
練習1の共通ポイント
- 撞点は、手球の真芯を狙う。
レール、クッションが手球の重心点より高いので手球の芯を撞くとは、少し斜め上から撞く事になります。
手球に対して斜めにスイングする事になると言う事です。
撞き終わるとキュー先は、かなりラシャに近づいていますね。 - スイングスピードは一定の速さを維持する。
リリースポイントを過ぎると直ぐに止めるか緩やかに止めるを選択して下さい。
スイングラインは、真直が原則です。
リリースポイントを過ぎると色んな方向にキュー先が向く方がいますが試合等のプレッシャー時にミスを犯す可能性が高いですね。
「リリースポイント迄にキュー先の方向が変わって入れミスをする等」 - リリースポイントを決める。
リリースポイントでスイングスピードを緩めるか止める事を決めておく。
ブリッジ付近からリリースポイントまでは、一定の速さを維持する事を意識して下さい。
リリースポイントはタップ(キュー先の革)の性能によって変化します。 - 素振りと手球真直の練習を交互に行う事です。
段々と使う筋肉が解ってきます。
撞点とリリースポイントを意識するとスイングが真直になってきます。
素振りでスイングスピードを調整するのがベストです。 - 手球の移動距離と調整方法(パワーコントロール)
スイングスピードに伴ってリリースポイントを変化させる。
リリースポイントは同じでスイングスピードを変化させる。
スイングスピードは同じでリリースポイントを変化させる。
手球の安定を考えるならリリースポイントは3cm以上ですね。
「タップの反発係数でリリースポイントが大きく変わります」 - 理想は、手球の位置がフットスポットで狙いはセンタースポットです。
整備されたビリヤード台では、理想の位置で練習できます。
しかし、通常のビリヤード台では、下記の図面のAかDのポイントマークの位置が最適です。
狙いが定まらない間は、狙う方向のポイントの位置にチョークを置いて下さい。(例示画像を最後に付けます)
A)手球、行きのポイント
- スタンダードブリッジと手球の距離は、人差し指の第2関節から手球までを15〜20cmにする。
- 最初は、手球から10〜15cm引いて5〜10cm突っ込みましょう。
リリースポイントは、5〜8cmぐらいですかね。
スイングは、最低でも3回して下さいね。
スイングスピードは、かなり遅いですよ。
グリップは、軽めに握って手球にヒットしても握り込まないように。
「人によっては、押し込む様なスイングに思えるらしいですね」 - 次は、手球から3〜5cm突っ込みましょう。
リリースポイントは、3〜4cmぐらいですかね。
スイングは、最低でも3回して下さいね。
グリップは、普通に握って手球にヒットしても握り込まないように。
スイングスピードは、色々試してみて下さいね。 - 理想は、対辺のA)の位置に正確に止める事です。
張替え直後のラシャ以外は、少しよれます。
出来れば、手球1個分のズレで収まる様に練習して下さい。
ラシャのコンディションが悪い場合は、停止ゾーンを目標に。
B)手球、往復(バンキング)のポイント
- スタンダードブリッジと手球の距離は、A)と同じです。
- 最初は、手球から10〜20cm引いて5〜15cm突っ込みましょう。
リリースポイントは、5〜10cmぐらいですかね。
後は、A)と同じです。 - 次は、手球から3〜7cm突っ込みましょう。
リリースポイントは、3〜5cmぐらいですかね。
後は、A)と同じです。 - A)と同じポイントマークの位置で練習して下さい。
理想は、対辺のポイントマークの位置に当たって帰って来る事です。
ピッタリと往復の軌道が同じラインになる様に努力して下さい。 - 正確に手球の芯を真直にスムーズに振り抜く事です。
対面のクッションに当たって方向の変化が無い事が理想です。
強さ加減は、練習量でついてきますよ。 - 対面のクッションに当たって方向の変化が大きい場合:
「初めてのビリヤード入門」を読み直して下さい。
また、利手と反対側でフォームを創ってA)の練習をしてみて下さい。
筋肉の動かし方、足の位置、腰の方向等色々と違いが解ると思います。
逆手で真直に撞く事が出来れば、撞点のミス、手球ヒット時のブレ、リリース迄のキューのブレ等色んな事が解ると思っています。
C)手球、往復と4P(ポイント)「サイドポケット前」のポイント
- B)が8割り停止ゾーンに止まる様になってから練習して下さい。
手球ヒット時のブレ、リリース迄のキューのブレが在ると癖として残ってしまします。
真直にスイングしているかを練習しています。
「ブリッジからリリースとフォロースルー迄スムーズで真直です」 - スタンダードブリッジと手球の距離は、A)と同じです。
- 最初は、手球から10〜20cm引いて5〜15cm突っ込みましょう。
後は、B)と同じです。
距離加減は、スイングスピードで調整して下さい。 - 次は、手球から3〜7cm突っ込みましょう。
後は、B)と同じです。
距離加減は、スイングスピードで調整して下さい。 - 対面のクッションに当たって大きく変化する時は、B)に戻りましょう。
D)手球、往復と行きのポイント
- C)が8割り停止ゾーンに止まる様になってから練習して下さい。
- 逆手でA)が6割り停止ゾーンに止まる様に体感を鍛えてから練習を。
- 練習の基本は、C)と同じです。
スイングスピードとリリースポイントの区別を意識する事です。 - 筋肉の動き等、イメージトレーニングが出来る様に意識して下さい。