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ビリヤード基礎技術

グリップとスイングの関係(1b)

人差し指の働きとスイングの関係について

癖になりやすい挙動と対策(b)

狙う方向と構えたキューラインが合わない人。
脳の認識としては、狙う方向と構えたキューライン一致していると思っています。(錯覚ですね・・・)

スイング動作としては、手球にヒットした瞬間に肘、肩等が動きキューラインが変化して狙う方向と一致する方がいます。
器用に手球ヒットからリリース迄は、狙っている方向にキューがストロークされます。
だから、的球が入るのです。
しかし、少し練習をサボれば入り率が極端に低下します。

対策:「高度な真直の練習1」のA、Bで訓練し矯正します。

  • 出来れば、補助してくれる人をさがして下さい。
    狙う方向とキューラインが一致する様に肘を両手の手のひらで軽く挟んで頂く事です。
    始めは、真直のラインがズレているように認識されますが少しずつ慣れてきます。
    あまりにも酷くズレを感じる場合は、ライン合わせのスイング中に交互に目をつぶり最後に両目でスイングすると脳の錯覚が修正されて行きます。
  • 手球から15cm引いて10cm突っ込みます。
    リリースポイントは8cmぐらいを目標に。
  • ユックリした等速スイングでイメージポイントでキューを止めます。(イメージしたリリースポイントより長いですよ)
    最低5〜8cmは手球をキープする事
  • Aで練習するとタップが手球に擦れている感覚が解りますよ。
  • 肩を主体に脇の筋肉と肘の動きを認識、理解する事です。
    人は、器用なもので手球にヒットした瞬間にピクッと起こる筋肉の反応に対応して構えや動作全体を認識補正します。
    その人の真直な狙いは他人から見ると違う事がよくあります。
  • 出来ればグリップ1(人差し指と小指を浮かした状態)で練習すると早く矯正が出来ますよ。
    強制はしません。人差し指を離すと不安になる方もいますから

肩、肘、手首がキューの上に垂直に並んでいる事を認識して下さい。
また、キューライン上に前腕が振れている事にも注意して下さい。

この癖がある人は撞点を見ずに的球の厚みを見て撞く方が多いです。
また、自分は真直に狙っている(キューラインが一致)と言います。

私は、真直に見えているから治らないと言う人には教えません。
ビリヤードは繊細な競技で脳の認識の上に成り立っていますから・・・

スランプは、脳の誤認識と筋力等の変化から起こります。

参考ページ:グリップスイングフォーム

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